岡谷市ねずみ堂(㈱やすら樹)               岩垂 敏樹氏

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日時:令和2年5月13日 AM10:00~12:00

場所:岡谷市 小井川 ㈱やすら樹

概要:                                                                            岡谷市小井川区で木材の地産地消を目指した活動しているねずみ堂(㈱やすら樹)を視察訪問して、活動内容(主に林業の地産地消)の紹介と意見交換を行った。

㈱やすら樹 岩垂 敏樹氏

1.地産地消(木材)に関する取組

・アカマツを使用した床板と珪藻土壁による湿気とカビ対策に関する説明。湿気とカビ対策に効果が期待できる。(木材の吸水効果)=>パンの保存状態によるデモでも大きな効果が見えた。

・アカマツを使用した床材の場合はフローリング材と比較して保温効果がある。

・ウッド・ブリッジ事業協同組合(岡谷・下諏訪の4社加盟)にて林業、製材、設計、建設を連携した林業事業を行っている。=>現状では必ずしも順調には進んでいない。

・長野県産の木材のコストは、認可過程等でのコストが高く、国内産の木材と比較して競争力が乏しい。

=>海外木材に対しては優位性があるが、認可や流通等のコストを下げる取組が必要とのこと。

・アカマツ材等の地域の資源を活用していくことで地産地消を推進していくことを目指している。

=>軽トラックで運搬できるようなサイズでの板材の加工と林道の整備、森林の地籍調査、木材活用に向けた啓蒙活動等を進めていきたいとのこと。

2.ねずみ堂に関して

・様々の木工製品等のアンティクを展示販売している。アンティクの展示即売をした際には、多くの人で賑わった。このような取組を今のまちづくりに活用していけるのでは?

=>例えば、シルクファクトリーまでを繋げた形でのイベントの開催等。

・現在は、同じ敷地(吉田館)に4社入っており、其々の活動を行っている。(伊那方面から来ている。)

3.塩嶺峠の施設の活用

・塩嶺峠の施設とやまびこ公園と繋ぐ形で子ども達に向けた林業教育と観光の取組をしたらどうか?

=>塩嶺峠の敷地等は興和工業が多くのを取得しており、その活用に関しては調整が必要。