里山集約化事業(岡谷市)  地域林政アドバイザー 片倉正行氏

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日時:令和2年7月30日 AM10:00~12:00

場所:会派室

概要:
地域で進める里山集約化事業、森林整備計画、地産地消、みんなで支える森林づくり諏訪地域活動等に関する事業内容の説明と意見交換を岡谷市で長年に渡り、これらの事業に携わっている片倉氏と行った。

片倉 正行氏

・諏訪森林組合とは別組織で活動しており、森林環境譲与税への対応を目的として組織化している。
・間伐材に活用には、地産地消を目指しており、シルクファクトリーとの連携を進めている。
・カラ松材は、値段的にも高く売れるが、伐採後の計画的な植林と管理が重要になっている。
・森林の管理に関しては、中・長期的な計画がなく、核となる組織・団体と共に必要性が高まっている。
・高齢化と林業の人手不足で伐採等による計画的な森林管理が難しくなってきているが、森林譲与税を活用して森林の整備を進めていく。
【感想】
・岡谷市も森林譲与税を有効に活用していく上で、受け皿となる組織が必要になっていると感じる。
・高齢化が進み、間伐材の伐採等の森林管理が年々難しくなってきているが、反面、森林資源が豊富である環境を活かした産業の創出という点からは、地産地消を含めて検討していく必要がある。
・森林譲与税を活用することで森林整備と共に、森林資源を活用した教育や地域の特産品づくりを推進して いるところもあり、今後、伐採して木材の活用と流通を含めた販売面での検討が必要と感じた。
・コスト面を考えた時に、木材の伐採や搬出に機材を使用することが有効であるが、その為の林道の整備が必要になってくる。林道整備も含めた中・長期の森林整備、管理計画の必要性を感じた。

参考資料: