森林・林業・林産業活性化促進議員連盟                  長野県連絡会 第25回総会研修会

日時:令和2年8月24日

場所: 佐久市市民創錬センター (参加者62名:新型コロナ感染症拡大のため)

概要:                                               年次総会及び林務部信州の木活用課県産材利用推進室長 柴田昌志氏の講演

【第1部】
第1号議案:活動報告
第2号議案:決算報告(監査報告含む)
第3号議案:令和2年度活動計画
第4号議案:令和2年度収支予算
※議案はすべて承認。    

【第2部】
林務部信州の木活用課 県産材利用推進室長 柴田昌志氏の講演

・素材(丸太)には、A材B材(直材、小曲財)のほかにも、C材D材(根元材、曲り材、梢端材)があるが、AからDまでを余すことなく利用する仕組みを創出することが重要である。
・現在はコロナの影響で住宅建築がへり需要が大きく落ち込んでいる。価格も下降傾向。

【素材生産量】
・森林面積は、北海道、岩手県に次いで3位であるが、素材生産量は15位である。九州と東北が上位を占める。1ha当たりの素材生産量は0.45㎥で、2位の宮崎県3.28㎥の7分の1。最下位の最下位の埼玉県の0.62㎥よりも低位。つまり、長野県は素材を使いきれていないということ。
・大きな木材加工施設(製材・チップ)がないため、半分近くを県外に輸出している状態 。

会場に隣接する長野県立武道館が2020年3月にオープンした。写真は主道場。武道館には多くの県産材を使用。佐久市大沢地区のカラマツが多く使われている。床は中信地区のアカマツ。剣道場の床は北信地区のスギが使用されている。