若者STEPセンター「2020」 ~みんなの古民家~             現地視察・意見交換

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日時:令和2年12月3日

場所:岡谷市 みんなの古民家

概要:                                                                                  不登校を経て「チームすわ」で育った子どもたちが、通信制高校、全日制高校の卒業資格を持っていても社会とつながることができず引きこもりの人をケアしている「みんなの古民家」を視察し意見交換を行った。                                  

【立ち上げのきっかけ】                         
・みんなの古民家は、高校生以上の若者が、ここをステップにして社会とつながっていく場所である。
・不登校を経て「チームすわ」で育った子どもたちが、通信制高校、全日制高校の卒業資格を持っていても、社会につながることができず引きこもってしまっている。
・要因は様々。(発達障害、自分に見合ったものが探せない、一人で9時―5時の労働が難しい、社会不安症、精神障害などなど)                                                                                

写真:みんなの古民家

【抱えている課題】

写真:                       若者STEPセンターの皆さんとの意見交換

〇行政の支援がもっと進んでいるものと思っていたが、現在のひきこもり支援は、就労支援しかない。立ち上げたことは喜んでもらえたが、今後どう維持していったらいいのかという課題を抱えている。
・寄付と助成金を利用している。長野県未来基金、休眠預金等活用で1年間は運営できるが、そのあとどうしたらよいか。
・ひきこもりから立ち直るまでには相当な時間がかかる。ここを引き継いでいくためには、行政の支援が必要である。

〇フリースクールは義務教育期間のうちなので親がお金を出す。学校教育法に引っかかるため、教育費がフリースクールには公布されない。貧困家庭ではフリースクールは難しいのが実態。

写真:                           若者STEPセンターのチラシ

先進事例:                                             条例をつくってフリースクール関係にお金を出している。川崎市のこどもパーク、札幌市、栃木県ひよこの家など。

〇教育機会獲得法ができたが、どこの市町村にも連絡協議会は立ち上がっていない。連絡協議会を作ってほしい。
・広域での体制が必要である。

※その後、社会福祉課とも意見交換を重ねている。また、一般質問として要望、及び来年度会派予算要求を行う。