議員研修  JIAM令和2年度第2回市町村議会議員特別セミナー

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日時:令和3年1月25日・26日

場所:オンライン研修

令和2年11月19日、20日にJIAMのオンラインセミナーに参加した。本セミナーでは地域政策、AI, RPA導入、社会保障、Society5.0について専門家による講義を受けた。

【講義1】
「地域発の生きた政策」
元全国市長会会長/筑波大学 客員教授 森 民夫 氏

将来的な消滅可能性市町村率の推定を踏まえた上での少子化対策に向けて 生きた政策を生み出すために市町村長や議員に求められる資質として①市民の声を聴く意欲と能力②要望を消化して正しい政策目的を確立しる行政能力③異なる政策分野を総合化する広い視野④市民との協働を最大限に生かす包容力が求められる。

【講義2】
「地方自治体におけるAI・RPAの導入と今後の展開」
早稲田大学政治経済学術院 教授 稲継 裕昭 氏
                                                       

自治体におけるAIの活用事例 ・情報提供型チャットボットAI 窓口業務、コンシェルジュ ・会議録作成、集約作業のAI ・災害情報要約AI ・道路補修効率化AI ・職員業務支援AI ・保育所マッチングAI ・介護保険サービス、健康保険、特定検診受信 ・定型業務の自動化にRPAやAI-OCR活用 AI導入時代に求められる人材とは:AIにできないこと、どうすれば売れるかを考えること、新しいことを創造することである。 人間にのこる仕事は、創造性、対人能力、コミュニケーション能力、調整力。

【講義3】
「これからの日本に求められる社会保障のあり方について」
慶應義塾大学経済学部 教授 井手 英策 氏   
                                    

平成の貧困とは、共稼ぎ世帯60%増⇔勤労者世帯収入は1997年水準に届かず、世帯収入300万円未満が31%、400万円未満が45%、2人以上世帯の3割、単身世帯の5割が貯蓄なし、一人あたりGDPは世界4位から26位へ、企業時価総額トップ50社のうち日本企業は32社から1社へ、発展途上国の一歩手前の状態にある。
納得できる格差を。「尊厳ある生活保護 + 品位ある命の保証」で満たしあいの社会の実現を。なぜならば、生まれた時の運・不運で一生が決まる社会は不条理。幸せになろうと努力する人たちのスタートラインをそろえ、不運にも働けなくなった人たちの命は徹底的に保証する。財源論から逃げず、施しを権利に変える「満たしあい」を。

【講義4】
「society5.0時代の到来」
東京通信大学副学長(広報担当)電気通信大学大学院情報処理工学研究科/人工知能先端研究センター        教授 坂本 真樹 氏
                                            

Society4.0は、インターネットや携帯電話、スマートフォンなどの普及によって世界がネットワークで繋がった社会(世界のどこにいても瞬時にあらゆる場所の情報を知ることができるようになった)だったが、society5.0は、サイバー空間とフィジカル(現実)空間を高度に融合させたシステムにより、人間中心の社会である。特に交通分野、介護・医療、ものづくり、農業、食品、防災、エネルギー等多岐の分野で、これらの技術によるイノベーションが期待できる。society5.0のカギとなる5G/AI/Iotの進化はその可能性をさらに広げている。