岡谷シルクのブランディングにおける状況や課題 地域起こし協力隊:佐々木千玲さん

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日時:令和3年7月15日 AM:10:00~11:00

場所:会派室

概要:

地域おこし協力隊最終年度にあたり、岡谷シルクのブランディングにおける状況や課題などを伺い、私たち議員に何ができるのかを探る。

内容:

〇課題は「継続性」

地域おこし協力隊は本年度が最終年度である。養蚕振興と「岡谷シルク」のブランディング、情報発信を担ってきたわけだが、今年度より岡谷シルク推進事業がスタートした。しかし、不安がある。それは、最終年が終わってしまったらその取り組みも縮小してしまうのではないかという懸念である。次の地域おこし協力隊の方も自分なりに取り組みたいことがあるに違いない。また、今後何年も継続していくには市の担当職員同士の引継ぎも真剣により丁寧におこなっていかなければならない。そのあたりを終了までにおこなわなければならないと思う。

また、「今までは活動拠点が限られているため、多くの方々との交流が今は難しかった。任期終了後もシルクに関わっていきたい」とおっしゃっていた。コロナ禍により、中止になってしまった企画もあったようだ。しかし、その中であっても岡谷シルクを立ち上げ情報発信をおこない、今後のことまで見つめている佐々木さんでした。ありがとうございます。

〇ブランディング

ブランディングの真の目的は、提供する価値を見極めて、その魅力が心に残るように伝えていくこと。

ターゲットは30~40代の女性。シルクを軸に体験型のプログラムも魅力的な商品になる。

〇その他

絹工房や、製糸工場を併設する唯一の博物館は文化や教育、食や、ものづくりともつながっている。絹工房を創設した方は、議場にも作品が飾られているが、織物を作った宮坂博文氏という方だが、その方は「岡谷市は文化がとても弱い」と言っていたとのこと。宮坂氏は、岡谷市ではあまり知られていないが、織物の世界ではかなりの重鎮であるそうだ。

カイコの蛹の利用なども行われている。シルクの歴史や教育、ものづくりにつながっている、岡谷の文化を、今の時代にあった方法で提供することが大切だと思う。

感想:

地域おこし協力隊の活動を今後市がしっかりと受け継ぎ自らが中心となって継続していくためには、名前をつくりロゴマークをつくり広告していくという目に見える施策にとどまるのではなく、もっと大きな視野を持ってしっかりと向かうべき先への戦略をたてなければならないということを理解しなくてはならないのだということを学んだ。提供をするものの価値の見極め、また、その魅力が心に残るような伝え方ができているのか、自分自身もしっかりと学びなおし、継続のために何が必要なのか見極める力が必要だと考えている。